社外の方向け
カルチャーガイド

PrAhaとは?

スタートアップや新規事業に特化してフルリモートでデザインと開発を行うものづくり集団です。

https://praha-inc.com/ (opens in a new tab)

ミッション

アイデアを形にすること。これがPrAhaのミッションです。

リクルートの同期5人とPrAhaを創業した時、私たちの周りには

「アイデアはある。資金調達も完了している。だけど作り手が居ないからモノを作れない」

そんな会社がたくさんありました。

開発を外注しても、お金だけ消えてバグだらけのサービスしか出来上がらなかった、という悲しい話もたくさん耳にしました。

良い作り手と巡り会えなかったことで今この瞬間も素晴らしいアイデアが潰えているかもしれない。

そんな状況を解決して、良いアイデアを1つ残らず形にするためにPrAhaは日々ものづくりに取り組んでいます。

PrAhaはまだまだ小さな会社で、私たちの手が届く範囲で良いアイデアをどれだけ形にしても、それだけでは到底追いつきません。

「ものづくりって楽しいよね!」と言えるような環境を作り、ものづくりの担い手を増やしていくことも私たちの存在理由です。

こんな取り組みに共感してくれる方がいたら、ぜひこの先も読み進めていただけると幸いです。

事業(そのために何をやっているのか)

1.月額定額の受託開発

新規WEBアプリケーションのデザインと開発を月額定額で行う受託開発事業が売上の9割以上を占めています。

PrAhaの受託開発事業に関する詳細はこちらをご覧ください。

2.オンラインブートキャンプ

業務経験1~2年目の方に向けたオンラインブートキャンプ「PrAha Challenge (opens in a new tab)」を運営しています。

PrAhaらしさとは何か?

一言で言うと

PrAhaらしさを一言で表現すると「優しいギーク」だと思います。

以下は弊社が定義する優しいギークの詳細です:

ラーニングアニマル(常に学び続けること)

ギークとして何より欠かせないのは新しいことを学ぼう・試そうとする、旺盛な知的好奇心です。

WEBの世界は変化が激しく、新しいツールやパラダイムは生産性を飛躍的に高めたり、従来の手法が生み出していた問題や不便さを一掃してくれることもあります。こうした業界では絶えず学習を続ける人とそうでない人の差はどんどん広がっていくため、質の高いものづくりを継続するためには、学び続ける心が何よりも大切だと考えています。

ラーニングアニマルであることはハードスキルの面ではもちろんソフトスキルの面でも重要です。

自分のやり方を捨てられず周囲から孤立してしまう人よりも、周囲の意見を柔軟に取り入れて新しいことを学ぼうとしている人の方が、周囲と良質な人間関係を築けます。

ソフトウェアという目に見えない巨大な制作物を大人数で協働して作っていくには密な会話が欠かせません。

一度書いたコードはソフトウェアに残り続けるので、何度も議論を重ねて認識を丁寧に擦り合わせていかなければいけません。

時には意見が対立することもありますが、そんな時ほど

  • 相手はなぜ自分とは異なる手法を選択しているのか?
  • どのような前提情報の違いから生じているのか?
  • 相手と自分の考えをうまくマージして、より良い解決策が作れないか?

といった具合に、学ぶ姿勢を持っている人同士でないと良好なチームは継続できません。だからPrAhaのメンバーに対してはラーニングアニマルであること、つまり常に学び続けることを何よりも大事にしています。

またPrAhaでは知的好奇心が強い人にとって1番の報酬は、同じぐらい知的好奇心が強い人と切磋琢磨できる事、と定義しています。

そのため社内では常に複数の輪読会や勉強会が同時並行しており、業務時間外に勉強することが当たり前の社風が出来上がっています。

(過去に輪読した書籍の一例)

  • 実践ドメイン駆動設計
  • SQLアンチパターン
  • Akka実践バイブル
  • Engineers in Voyage
  • レガシーコードからの脱却
  • セキュア・バイ・デザイン
  • A Philosophy of Software Design

業務外の勉強を会社が強制することはありませんが、「好きだから学んでいる」状態のメンバーが多く在籍しており、ラーニングアニマルにとっては楽しい環境です。

論理的に思考して伝える力

たくさんの人と意見を擦り合わせながらものを作るためには論理的思考を行い、考えたことを伝える力が欠かせません。

例えばフレームワークや言語を選定する際に「流行っているから」と安易に選ぶのではなく、その技術が解決したい課題を理解したり、その課題が自分たちのサービスに関係あるのか (opens in a new tab)考えたり、最適な解決策を論理的に選ぶ思考努力を怠ってはいけないと考えています。

論理的思考の強みは、その思考を辿ることで大勢が同じ結論に到達できて、力を合わせやすくなることです。

自分の感情しか物事の判断軸を持たない人が周囲と常に同じ結論に到達できる確率は限りなくゼロですが、論理的に納得できる事実を共有できれば、同じ結論にたどり着く確率は飛躍的に高まります。 論理的思考を明文化して残しておけば、自分たちが書いたコードを将来メンテナンスする人とも時間を超えて共有できます (opens in a new tab)

人は誰しも違う考え方や感情を持つものですが、そんな多種多様な人間が一つのチームとして結束するための大事なツールの一つが論理的思考力だと私たちは考えています。

想像力(優しさ)

PrAhaの人材要件をただ一言「ギーク」とまとめることもできたのですが、改めて社内に今いるメンバーの顔を思い浮かべてみると、なんだかそれだけでは捉えきれていない気がしていました。そこで「優しいギーク」と一言加えてみるとしっくりきました。

優しさの定義は様々ですが、私たちは優しさとは想像力だと考えています。

  • 苦しそうな表情をしている。何かあったのかもしれないから声をかけてみよう
  • こんな風にコードを書いておけば将来触る人が理解しやすいかもしれない
  • 言葉尻を少し変えた方が、言われた相手が気を悪くしないかもしれない

相手の状況を想像したり、自分の振る舞いが相手にどう伝わるか想像したり、優しさの基礎には必ず想像力があるように思うのです。

どれだけ能力が高くても、優しさを持ち合わせていない人と働いていると次第に周囲が疲弊して離脱してしまいます。 PrAhaでは比較的長期のプロジェクトが多く、平均で2年程度は一つの案件に関わり続けることになりますから、短期的に成果を出すよりチームとして継続的に成果を出し続けることの方が重視されます。

ですから私たちは、学び続ける意思と論理的な思考を伝える力を持ちながらも、人間的な優しさを持った方を仲間として迎え入れたいと考えています。

PrAhaでは入社後別々のプロジェクトに配属された人と業務上関わる機会は減ってしまうのですが、それでも定期的なオフ会が行われていたり、部活制度を活用して一緒に遊ぶなど、社内の交流は活発です。人として好きになれる人が多いからこそ自然と社員仲も良好に保たれる状態を常に目指しています。

PrAhaが大事にしている理念

優しいギークが集まるPrAhaでは、いくつかの大事な理念を持って会社を経営しています。

社員が自己決定できる環境を作る

自分の仕事は自分で決める

マネージャーは居らず、組織は完全にフラットです。 自分の仕事内容を決める権限をメンバーに委譲しているので、自分の仕事は自分で決めます。

例えばクライアントワークを変えたいとメンバーが言えば、代表取締役であっても反対できません。 採用に携わってみたいと思えば手を上げれば良いし、会社のブランド作りに関わりたいと思えばやり始めれば良いし、メンバーが仕事を変えることを止める人はいません。

誰かに命じられて嫌々やっている仕事ではなく、自分が興味を持っている仕事に全員が取り組んでいる組織の方が高い成果を出せる (opens in a new tab)と信じているからです。

意思決定のための情報を提供する

必要な情報が得られなければ良質な意思決定にはつながらないため社内の情報は常に共有しています。

共有している情報の一例:

  • 全員の給与(報酬)
  • プロジェクト毎の営業利益
  • 開発依頼を受けた案件

社内のディレクトリにファイルが追加されたら自動的にSlackに通知されるなど、透明性を高める施策に取り組んでいます。

管理するのではなく信頼する

PrAhaの社風を一言で表現すると「自由」です。

社員をルールや規則でがんじがらめにするのではなく、必要最小限のルールに留め、あとは自由に動いてもらうことを大事にしています。

適切な人材要件とセットで考えなければ自由な環境は無法地帯と化してしまいますが、先述のPrAhaらしさを兼ね備えたメンバーであれば、自由を健全に活用してくれていると信じています

業務時間は管理しない

PrAhaでは皆さんの業務時間を管理しません。1日何時間働いても構わないし、業務上支障がない限り、いつ休んでも問題ありません。 正社員雇用だと業務時間を管理する必要に迫られるため、雇用形態は全員業務委託 (opens in a new tab)です。

「管理しないと社員はサボる」と考えるのではなく「管理しなくてもサボらない人を採用すれば良いのでは?」と考えるのがPrAhaです。

会社のお金を使うために複雑な稟議は要らない

会社の資金を使う際は特に複雑な稟議プロセスを通す必要はなく、Slackに金額と用途を記載して2名以上から 👍 スタンプをもらえたら、全社員に支給されるpaildカードを使って自由に決済いただけます。

面倒な承認プロセスを作らなくても、PrAhaのメンバーなら適切に会社のお金を使えると信頼しています。

副業は自由

個人の時間に副業を通して新たな知識の習得を目指す人を阻む理由がありません。そもそもラーニングアニマルを本業に留めておくことは不可能だと考えているので、仕事に支障がない限り副業に関する制限はありません。

フルリモート

働く場所は特に規定していないため好きな場所で働いていただけます。

社員の交流目的で代々木上原にオフィス (opens in a new tab)を借りていますが、オフィスに設置しているSwitchでスマブラを遊んだりパターゴルフで遊ぶために集まっている人が多いので最近はスポッチャと呼ばれています。

どんな社内制度を用意しているのか

PrAhaらしさを体現する方々が快適に働けるよう、様々な社内制度を用意しています。

書籍買い放題

仕事に関連する書籍は好きなだけ会社のお金で買ってください。PrAhaに所属する人の知識は会社の価値そのものなので、そこにかけるお金を惜しむつもりはありません。

全社員に支給しているpaildカードを自由に使って書籍を購入してください。

勉強会参加し放題

勉強会に参加するお金も全部会社が負担するので、好きなだけ参加してください。理由は同上。

社員の交流促進に関する制度

フルリモートだと対面での雑談の機会やお互いの人となりを知る機会が限定されてしまうため、交流を促進するために様々な制度を用意しています。

そこまでお金をかけてメンバー同士の交流を促す必要はあるのか?と思われるかもしれませんが、友達と呼べる人が社内に沢山居ることは組織の心理的安全性を高め、忌憚なく質の高い議論を交わすうえで重要だと考えていますから、会社の規模が拡大してもこうした制度は大切に続けていきたいと考えています。

ワーケーション

宮古島 (opens in a new tab)や金沢や札幌などの旅行先に宿を借りて、ひとつ屋根の下でメンバーが一緒に働きながら生活するワーケーションを隔月で開催しています。宿泊費や交通費は会社が負担するのでメンバーは自己負担なく気軽に参加できます。

福利厚生

業務委託だと正社員雇用と比べて出産や育児に対する保証が薄いため、社内独自の制度としてフリーランスのメンバーに向けた育児休暇制度 (opens in a new tab)を用意しています。

勤続1年以上の方であれば業務委託であっても産後1~2ヶ月の休みを取れて、その間も委託報酬を払い続ける制度です。正社員雇用と比べて業務委託は会社側で拡張しやすい雇用形態なので (opens in a new tab)、これからも社内の声を反映して、より良い制度を作っていきたいと考えています。

do's and don'ts

人材要件や理念をより具体的にイメージしやすいよう、シーン毎に推奨される行動、避けるべき行動を例示します。

メンバー同士の関係構築

do'sdont'sexplanation
自分の状況を積極的に開示していく聞かれなければ何も言わない対面で働いていれば表情や仕草などの非言語情報が得られるため周囲がサポートに入りやすいのですが、フルリモートで働いているとお互いについて得られる情報が少ないため、自分から状況を伝えていかないと周囲の助けを得られません。自分が今取り組んでいること、詰まっていること、考えていることなどを積極的にslackのtimesに投稿したり、助けてもらいやすい状況を自分で作り出す事が求められます。自分について発信することはフルリモート環境で周囲と協働して働く上で大切な仕事の一部です
どう動けば自分と相手の双方が快適に働けるか考える自分の快適さしか考えないPrAhaのプロジェクトは一人で完結する事がないためチームとして成果を出し続けられる人を大事にしています。自分さえ良ければよい方に弊社は向いていません。
自分から他の人に関わる他の人が関わってくるのを待つオフィスで顔を合わせて雑談しているうちに仲良くなる...みたいなことがフルリモートだと起きづらいため、自分から周りの人に絡み、会話に参加していける人ほど良好な関係を築きやすくなります
人は感情で動く生き物だと理解するなんでも理詰めで論破する正しいことを言うのも大切ですが、より大切なのは正しいことが実行されることです。正しい意見だったとしても、伝え方が悪いために相手が聞き入れて実行してくれなければ意味がありません。遠慮は不要ですが、相手の心情を想像して伝え方やタイミングを配慮する必要はあります。
議論の結果を引き摺らない意見の否定を自身の否定と捉える意見を否定することと個人を否定することは別です。議論の度に傷ついたり、自己防衛をしていると、終いには健全な議論ができる相手とみなされなくなってしまいます。意見が論理的に却下された時は、良い学びを得たと解釈して、次の提案の質を高める方が健全ではないでしょうか

働き方

do'sdont'sexplanation
仕様変更は起きるものとして捉え、柔軟に対応する仕様変更に対して愚痴を言う新規事業を開発していると日々新しい情報に触れて仮説検証が更新されていくため、仕様変更はつきものです。高凝集で疎結合なコードを書いたり、事業ドメインを理解してデザイン的な拡張性を事前に検討しておいたり、想像力を働かせて仕様変更に耐えられるように備えるのがプロとしての腕の見せ所であり、私たちの存在価値です。
役立つことを率先して行う頼まれたことしかやらないPrAhaに仕事を依頼するクライアントはITの専門家ではないことも多く、何を頼めば良いのか、どんなことをする必要があるのか、全体を完璧に把握できていないこともあります。そんな時は頼まれたことをやるだけでは不十分なので、「これもやっておいた方が良いのではないか」「こうすれば喜ぶのではないか」と想像力を働かせながら私たちから必要なタスクを洗い出して提案していく必要がありますし、そうやって想像力を働かせながら働くのがものづくりの醍醐味ではないでしょうか?
相手が置かれている状況を想像する自分のやり方を押し付ける1つのプロジェクトには異なる専門知識を持つ人たちが集まるわけですから、人それぞれのやり方があり、事業的な背景から生じる考え方や進め方があります。PrAhaのやり方が常に最適とは限りません。どんなに優れた解決策もコンテキストを考えず当てはめていると愚策になり得るので、それぞれの状況で何がベストかゼロベースで想像する必要があります。
解決策を提案する批判するだけPrAhaはものづくりの会社なので、必要なのは解決策を作れる人です。100の批判を述べる人より、自分にできることを1つ考えて実行する前向きな人の方がPrAhaにとっては大切です。
誠実にやる嘘をつく、騙すスタートアップは本当に狭い界隈です。良い評判も悪い評判も、あっという間に広まります。誠実に行きましょう。それが1番の近道です。
代替案を考える解決策を1つ思いついたら思考が止まる人は一度始めたことを止めるのが苦手なので、最初に思いついたアイデアを過大評価しやすい傾向があります。そうならないよう、常に複数の案を想像してから合理的に選択する癖を身につけることが大切です。
失敗は学びだと考える失敗を恐れて何もしない失敗は自分の能力を超えた課題に挑戦した証です。失敗を経験せずに成功する仕事なんてあり得ません。小さく失敗する方法を想像し、仮に失敗してもそこから何かを学んで次に活かす限り、失敗しても何も問題はありません。

We're hiring!

そんなPrAhaでは一緒に働いてくれる方を常に探しています!

ここまで長い文章を読んでくれた心優しい方は、ぜひ一度CEOの松原とカジュアル面談をしませんか。 こちらのリンクから (opens in a new tab)いつでも予定を入れていただいて構いません! (件名に「カジュアル面談:カルチャーガイドから」と入力いただけると大変助かります)

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